ブレーカむき出しの配電を分電盤ですっきり入替
ブレーカむき出しの配電を分電盤ですっきり入替
築40年以上の配電は当時、ブレーカは2個の回路でしたが、ブレーカを増設して回路も増やしていますが、ブレーカがむき出し状態。
むき出し状態ですと、上部には油分を含んだほこりなどが付着して危険な状況を生んでしまう可能性があります。今回は分電盤ですっきり解消
まずは工事前のブレーカ配電の状況はこんな感じです
電力会社からの幹線からの配線は最初は左側2個だけのものです。そこからリングスリーブで3番目のブレーカを増設。そのあとは差込コネクタで4~7番目を増設状態です。
この状態から分電盤を導入してスッキリさせます。
この分電盤は単相3線式に対応になっています。真ん中のN(白線)を挟んでLの赤と黒に分かれています。
今回の入力は単相2線式ですので、付属物の銅板を渡して2線式に変更します。
これをこのように渡してねじ止めします。これで分電盤が単相2線式に変わります
次に既設のブレーカから電線を引き抜いていきます。
ブレーカの電源側と負荷側の電線をはずしたら今度はブレーカそのものを撤去していきます。
新しい2線式にした分電盤を取り付けます。ブレーカは垂直につけておかないと切断ができないことがありますので水準器で水平(垂直)をみてボックスを固定していきます。
分電盤が固定できたら、負荷側の電線をブレーカに接続していきます。
カバーをかぶせる前に電源を入れて確認をします。これで完了。
建築後かなり経っている電気配電設備はいまだに単相2線式の所がある。
新築の場合、ほとんどが200V電気器具が使用できる単相3線式の配電設備になっているが、建築の時と変わらず単相2線式になっているところもまだあります。
IHなどかなり電気をくうものなどの電気用品が多くなってきましたので、単相3線式に変更したいものですが、そうもいかないところもあるのも現実です。
分電盤、あるいはブレーカを増設していかないとヒータ関係や電子レンジなどの電気用品が同じ回路にあるとあっという間にブレーカが落ちてしまうことにもなりかねません。多くの電流が流れる機器がある場合はブレーカ回路を別にしておくといいかもしれません。
動画公表の後皆さんからご親切な意見をいただき、パナソニック製のELB付き分電盤に再度工事しなおしました。
ブレーカーも小型で差し込むだけでOKです。