第二種電気工事士筆記試験で2021年度下期で出題された器具のパイロットランプとスイッチの組み合わせ裏側配線が正しいのはどれ?
目次
第二種電気工事士筆記試験で2021年度下期で出題された器具のパイロットランプとスイッチの組み合わせ裏側配線が正しいのはどれ?
今回も技能試験に役立つ第二種電気工事士筆記試験からのものです。
配線図の出題場所は
2021年度下期で出題された器具のパイロットランプとスイッチの組み合わせ裏側配線が正しいのはどれ?というものです。
問題は⑪で示す部分の配線を器具の裏側から見たものである。正しいものは。ただし、電線の色別は、白色は電線からの接地側電線、黒色は電源からの非接地側電線とする。
イの配線を分析してみます。
この配線はスイッチの入切りに関係なくパイロットランプが常時点灯の形になっています。
スイッチを入れると外の蛍光灯が点灯するタイプです。
蛍光灯が屋上の外にあることから確認表示灯という観点から考えるとスイッチを入れた時にパイロットランプがつくのが理想的ですのでイの配線はこの問題では間違いということになります。
この配線は技能試験で公表されているNO2のパイロットランプ常時点灯の形になります。実際にはパイロットランプが上でスイッチが下の位置関係になっています。
ロの配線を分析してみます
この配線はスイッチを入れない状態ではパイロットランプが常時点灯になっていますが配線としては接地側電線と非接地側電線がスイッチに入っていることからショートする配線となります。
この配線は重大欠陥となる配線で間違いです。
ハの配線を分析します。
この配線が確認表示灯という観点からの配線で正しい配線です。
スイッチが入っていない状態では確認表示灯のパイロットランプも消えています。
スイッチを入れると同時にパイロットランプが点灯し外の蛍光灯も点灯することになります。
この蛍光灯が外にあるので確認表示灯としてのパイロットランプが点いていれば外もついているということが確認できます。
ニの配線を分析します。
この配線も重大欠陥となる配線の仕方となっています。
スイッチの部分に接地側電線と非接地側電線が差し込まれています。
この状態ではスイッチを入れることによりショートしてしまいます。
複線図を書く時にの基本としてスイッチには白線(非接地側電線)を入れないことです。
この配線も間違っています。
技能試験にも役立つ同時点滅配線をおまけに動画で紹介しています。