ダクト用天井換気扇を増設し、既設換気扇とのスイッチ共通での結線まで
ダクト用天井換気扇を増設し、既設換気扇とのスイッチ共通での結線まで
今回使用したのは、三菱電機 MITSUBISHI 天井埋込形ダクト用換気扇 【VD-13ZC10】という換気扇
既設の換気扇は同じ三菱のものでしたが、若干サイズが小さいものでした。
新しくダクト用天井換気扇を増設し、既設換気扇のスイッチを共有して2台を運転する形にしました。なので、天井裏のスイッチ配線を結線しなおすことになりました。
ECQ講習会の部屋も、コロナ感染予防も兼ねて換気をよくしたいと思い、増設に至りました。
ダクト用換気扇取付までの作業の流れ
埋込寸法は205ミリ角となっています。これはあとで天井に開口を作る際に必須の項目です。
商品箱から出してみるとこんな感じです。
いわゆるファンはシロッコファンと呼ばれるものです。ファンそのものは高効率羽根「デルタシロッコファンβ」が採用されています。手で回してみると軽い感じがします。
さて、最初はやはり天井の開口です。
今回の天井は和室でよく使われていた天井を洋室風に変えたため、天井面が2枚になっています。旧天井面は室内から見えないので20センチ以上角で大胆に開けてしまいます。
今度は室内の開口となります。開口寸法は205ミリ角です。若干1、2ミリの誤差があってもグリルカバーの面があるので大丈夫です。鉛筆で205角を書いていきます。
次は引き回しなどを使って穴を開けます。クロスが貼ってあるので破らないように慎重にします。空いた穴に本体を差込みねじ止めします。この時に本体にはダクトを付ける部分があるので外しておきます。
本体のダクト部分は爪一つを内側に押し込むだけで簡単に外れます。このダクト部分は本体が付いたあと天井裏から合体させます。
本体との接続とスイッチ関係の結線作業
本体にVVF2心を差込むためにまずはVVFの剥ぎ取りと心線出しを行います。
続いて接続用のカバーを開き、心線を本体に差込みます。換気扇にはNとLが指定されているものもありますが、三菱のこのタイプはどちらでもかまわないので単線をしっかりと差込みます。差込んだ後はカバーを閉じておきます。
今度はスイッチ部分と既設の換気扇との接続を屋根裏で行います。ブレーカーを落として作業できるならブレーカーを落とします。活線作業をしなければいけない時は、検電器などを使用し、どの線に電気が来ているかを確認しながら進めましょう。
接地側(共通)白線を早めに接続します。今回は差込コネクタを使用。
差込コネクタの注意事項としては既設配線を使用して新たに電線を接続する場合には既設の差込コネクタを引き抜かなくてはなりません。
一度抜いた心線はギザギザになっているのでそのままの心線で再利用しないこと。火災の原因になります。
心線を新たに剥ぎ取り、差込コネクタも新品にしておくなら安心です。
結線が終わったらナイスハットなどでカバーしておきます。スイッチ1つで既設と増設換気扇が運転するかを確認します。
しっかり回っています。
運転が確認できたらグリルカバーを付けた完成です。
これで、ダクト用換気扇の増設とスイッチ結線も完了です。新しい三菱換気扇を既設の換気扇と比べてみました。
既設のVD-10ZCはファンが回っている音がほとんど聞こえないくらい静かです。その分換気能力も少ないのかもしれません。
増設の三菱電機 MITSUBISHI 天井埋込形ダクト用換気扇 【VD-13ZC10】はファンの音がしっかり回っているという感じの音です。なので既設の換気扇より若干音が大きいと感じました。
排気量、換気能力もあるのかもしれません。これなら講習会の時にも喚起している感が出るので安心です。
一連の流れをyoutubeでご覧になれます。
ダクト部分の接続パイプは100φですが、とりあえずはダクトそのものは後に作業できる状態で終了としました。