電気工事士試験|工具・電線器具セット
電気工事士試験用の工具セット・電線器具セット工具を選ぶにあたって多種類のものが紹介されています。その中から個人にあったものを探すのにお役に立てればと思います。
工具をセットで購入することを考えている人
ホーザン DK-18


DK-18セット工具セットで有名なのはホーザン(HOZAN) 電気工事士技能試験工具セット DK-18です。
購入要素:セット内容としてケーブルストリッパーのP958が入っていますのでまずP958は外せません。
圧着工具としてコンパクトで使いやすい圧着工具P-737もセット内容に組み込まれています。P737は女性にとっても使用しやすいものです。
DK-18で物足らないのはプラスドライバーとマイナスドライバーの握り部分が小さい点です。特によく使うプラスドライバーは力を入れなければいけないのですが、握り部分が小さいので使いにくいかも知れません。
電工ペンチはP-43-175が入っていますが、切断能力として2㎜3心は含められていません。切れないわけではない。
ホーザン S-19
ホーザン S-19
はDK18にあったP958のケーブルストリッパーは入っていません。
圧着工具はリングスリーブ「大」対応のP-77です。長いハンドルは力がかけやすく、「大」のリングスリーブも楽に圧着可能。
プラスドライバーは握り部分も十分で使用しやすいものです。マイナスドライバーもこれで十分です。
購入要素:ホーザンP958のストリッパーはない。圧着工具のP77は「大」まで使用可能ですが手が小さい女性には敬遠されやすい。
電工ペンチはP-43-175が入っていますが、切断能力として2㎜3心は含められていません。切れないわけではない。
ホーザン S-16


ホーザン S-16 の特徴はケーブルストリッパーとしてVVF専用ストリッパー P-929(ガッチャン式)をP958の変わりに入れています。
ペンチとしては「すり合わせ刃採用のVVFペンチ」をセットに含めています。このペンチは2㎜3心を楽に切断できます。
購入要素:ガッチャンを使いやすいという方。P929は電線メーカーごとに異なる被覆の厚さ・硬さに合わせた調節ゲージを搭載。様々な電線に最適化させたストリップが可能。
ペンチに関しては2㎜3心を楽々切断できるものの、すり合わせ刃なのでペンチ幅で作業することを薦めているぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士 技能試験すい~っと合格(2017年版) ~入門講習DVD付~などではこのペンチは使えないことにあります。
ドライバーに関しては少し物足らない造りになっていますが試験的には許容範囲かなと言う感じです。
ホーザンの第二種電気工事士工具セットについて
S18と言うものもあるが上記3点が現在のところ選べるところと言えるでしょうか。セット内容を入れ替えてベストなセットを作り上げてほしいものです。
取分け電工ペンチP-43-175に関しては2㎜3心の切断能力のあるものに入れ替える時期に来ているのではないでしょうか。電工ペンチはふさわしいものを選ぼう
第二種電気工事士|技能試験用工具はセットと単品、どちらで揃える?
マーベル MDK-17DXC
VAストリッパー MVA-2016は外装の剥ぎ取りに関してはホーザンと同じと言えます。
電工ペンチは切断能力:Fケーブル/直径1.6mm×3心、鉄線/直径2.0mm 銅線/直径2.6mm ホーザンのものとさほど変わりはありません。
購入要素:初心者の方にとって難点となるのが、ケーブルストリッパーの絶縁被覆の剥ぎ取りが3心が一気に剥ぎ取れないところです。絶縁被覆の剥ぎ取りは1.6の穴が1つと、2.0の穴が1つのみです。
ドライバーに関しては十分試験に対応できるものです。ウォーターポンププライヤーは本来水道工事などで使用するものなので、電気工事士試験での使いやすさでは少さい方が良い。
圧着工具は「大」まで圧着できるもので仮押さえができるのが特徴です。マーベルのものは大変使いやすいので個人的には気に入っています。
マーベル MDK-17SC
マーベルMDK-17SCは上記セットからケーブルストリッパーが省いたもので、上記セットより価格がいくらか安く設定されています。
購入要素:ケーブルストリッパーだけを個人的に会ったものを購入すればホーザンのDK18の弱点を補う良いセットとなり得ます。
マーベル基本セット+MCC VS-4A入組
このセットは上記セットのケーブルストリッパーとしてMCC VS-4Aが追加されています。
VS4AストリッパーはホーザンP958とほぼ同じ仕様で外装および絶縁被覆の3心も一気に3本剥ぎ取れます。
購入要素:技能試験的には遜色のないものです。プライヤーは少し小ぶりのほうが金属管のナットを締めるのに作業性がいいです。
このセットはホーザンのDK18と並ぶものですが、値段的には少し高めとなるのが残念です。
マーベルの第二種電気工事士工具セットについて
マーベルセットについてはマーベル製のケーブルストリッパーは初心者向きではないので上記MCC VS4 Aのセットが今のところ有効かもしれませんが、値段を下げるために、バッグ、メジャー、プライヤーを簡易なものにすればホーザンと十分対抗できるのではないかと思います。
フジ矢 FDS-01
フジヤの特徴が出ているのが電工ペンチでしょう。切断能力は十分のようです。切断能力:銅線3.5mm
購入要素:フジヤのケーブルストリッパーはマーベルと同じように被覆向きが1.6用の穴1つと2.0用の穴が1つと言うことで初心者にはやはり時間短縮と言う点ではハンディを抱えてしまいます。
ドライバーは軸部分は短絡防止カバー付きなので将来的には感電や端子間でのショートを防ぐ点では大変有効です。
値段的にはマーベルセットよりは安いというところでしょうか。
フジヤの第二種電気工事士工具セットについて
フジヤの電気工事士試験セットのバリエーションはそれほど多くはないようです。
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器具や電線をセットで購入することを考えている人
ここでは器具・電線セットの購入を考えている人に公表問題13問の1回分を対象に紹介しています。
Kシリーズ
第二種電気工事士技能試験練習材料 全13問分の器具・電線セット
埋め込み器具類は主にパナソニック製のようです。
VVFはカワイ電線が主流でVVRは米沢のものです。
購入要素:レセプタクルは試験で使用される明工社製のようなので、実際の試験対応ができます。差し込みコネクタもニチフでこれも試験で使われているものです。
Kシリーズでは端子台については春日のT10シリーズが仕様になっているようですが、2017年度の実際の試験ではIDEC(アイデック)が使われているようでした。
T10シリーズは幅が狭いので実際の試験に合わせて練習するなら春日T20シリーズかIDECシリーズがいいかも知れません。
Kシリーズにはプレート外しキーが付属で入っているのでうれしい
モズシリーズ
モズシリーズもランプレセプタクルは明工社のものに変更しました。
購入要素:VVF1.6が20mと言うことで少しお得感があります。13問で大体16mくらい使用するので練習用に少しはとれる計算です。
端子台等のメーカーおよび仕様はモズシリーズのHPにも具体的にはうたってありませんでした。またVVFなどのメーカーに関しても特に記載はありません。
プレート外しキーは標準装備と言うことです。
準備万端シリーズ
準備万端シリーズの内容は写真に示されているとおりです。
端子台には春日シリーズが入っていますがT10なのかT20 なのかは記載されていません。T10シリーズだと残念です。
プレート外しキーは標準付属品です。
購入要素:準備万端には器具・電線以外に解説DVDや解説書籍(電子版)や複線図などの冊子が付属しています。
その分、値段が上記セットと比べると2~3000円ほど高くなっています。DVDや付属品があれば助かるという方は準備万端シリーズがお薦めです。
電池屋シリーズ
電池屋シリーズの器具工具セットも上記のホーザンの組み合わせやマーベルの組み合わせをセットにしたもの。
電線のみのセットも各種組み合わせがあるが電線13問の1回分は割合とお得感があります。