第2種電気工事士筆記試験にも役立つ接地抵抗測定の方法

今回は筆記試験にも役立つ接地抵抗の測定方法を取り上げました。

実際にD種接地工事をしたあと、既定の接地抵抗が出ているかを測定しなければなりません。接地抵抗が規定になっていなければさらにアース棒などを打ち込み接地抵抗を下げる必要があります。

まず筆記試験で出てくる、接地抵抗の測り方を図面にしたものがこのようなものです。

図面がうまくありませんが、まず地面にアース棒を打ち込みます。

次に、補助接地極と言われている金属棒を2ケ所打ち込みます。

最初の補助接地極P(電圧)はアース棒から10メートルの部分に打ち込みます。

次の補助接地極C(電流)はPからさらに10メートルの部分に打ち込みます。

接地抵抗計の左からE・P・Cの順にアース線・Pのコード・Cのコードを接地抵抗計に差込み測定します。

D種接地工事の接地抵抗値は100Ω以下が基準です。ただし、接地抵抗値は、0.5秒以内に遮断する装置を施設するときは500Ω以下です。




では順次アース棒を打ち込むところからの作業を紹介します。

アースを実際に打ち込むところは接地抵抗が少ないと思われる地面が最適です。湿地状態であれば値が低いですが砂利や常に乾燥しているところは500Ω以上になる場合が多いです。

次に補助接地極Pの金属棒をアースから10メートル離して打ち込みます。同じように補助接地極Pから10メートル離れたところに補助接地極Cの金属棒を打ち込みます。

ついで、接地抵抗計のE端子にアースからのコードを差込みます。

PおよびCにつないだコードを接地抵抗計の指定された部分に差込みます。サンワの接地抵抗計はPがブルーのコードでCが赤色を使用しています。

補助棒の接続はメーカーの形状が違いますが、この計器に付属の補助棒は蝶ネジで固定するものです。

いよいよ接地抵抗を測定してみます。測定レンジは×1・×10・×100の3種類があります。よっぽど地面の条件が良ければ×1で10Ωまでがでますが、それは期待できないので、×10で測定してみました。

やはり条件がよくなく×10では針が振り切れてしまいました。という訳で×100で測定したのがこれです。

およそ、360Ωという値が出ました。これで0.5秒以内に遮断できる装置があれば500Ω以内なので大丈夫と言うことになりました。

ただ、これは実際の工事ではなく、あくまでも接地抵抗の測り方を重点にテスト的に行ったものです。このあとはアース棒も引き抜いて撤収しました。

一連の作業状況は動画で確認していただけます。ぜひご覧ください。

撤収時点で、補助棒が折れてしまいました。とほほ・・。こんなに簡単に折れてしまうとはやり方が悪かったんですね。動画を通して筆記試験の接地抵抗の問題の一助になれば幸いです。