第二種電気工事士技能|ミニ圧着工具の使い勝手を検証

第二種電気工事士技能試験では、圧着するリングスリーブで「大」がまず出ることはない。

公表されている電線の太さから考えて使用されるものは電源線の2ミリや1.6ミリのものです。したがって圧着する際の刻印は「〇」「少」「中」の三種類になる。

そこで、最近講習会でもリングスリーブ圧着用工具に「大」まで使用する工具を持ってくる人は少ない。

どちらかというとセット物の中に入っているいわゆる「ミニ圧着工具」を持参される方が多くいます。

代表的なのはホーザン 圧着工具 P-737と言われているものです。

さらに、セット物ではなく、単体で持参されるのがエビ ミニ圧着工具 HAK17MA2です。


ホーザンP737とエビHAK17MA2を検証してみました

実際に初めてこの圧着工具を使う人にとっては、比べて見ることができないので自分が購入したものに慣れるしかないのですが、圧着の最後にイマイチ力がかかりにくいのがP737のようです。

圧着は握った柄が最後に開かないと解放されません。最後まで握ったつもりがまだ開かないのです。

どうしてこうなってしまうのか2つのミニ圧着工具を並べて比べて見ました。

ミニ圧着工具

左側がエビ(ロブスター製)右側がホーザン製です。一度しめた状態、つまり、上部を閉じた状態で握り柄の部分を図ってみました。

エビ製のものは、開きが約5センチ残っています。それに対してホーザン製は約3センチです。

横に並べて比較

ミニ圧着工具

この状態で分かることは、最後の締め代が少ないと圧着が終わったと思ってもまだ開かないということがままあります。

最後の締め代が多いと圧着に力がかけやすいのでスムーズにいきます。


使用する人の感覚によっても違いがある

今回、2つの圧着工具が開ききった状態を載せていませんが、開ききった状態は2つともほぼ同じでした。

この二つを実際に使用してみた方がおられましたが、握っていく柔らかさのようなものはホーザン製のほうがしっくりいくようなことを実感されました。柔らかさというか軽いという感じです。

一方、エビ製のものに慣れると「中」などの圧着に力がかけやすいとの感触もあるようです。

いずれにしても、使用する人の感覚でどちらがいいとも言えません。

ホーザン製は最後の握りに力を入れたい場合は黄色い柄の下の部分に手をずらして圧着すればスムーズに開きます。エビのほうは手をずらさなくても最後まで圧着できます。

使用する人が男性、女性の違いでも差が出てくることも考えられます。

二つのミニ圧着工具をそろえることはできないので、選ぶ時点で参考になればと考えています。

購入した後はとにかく工具に慣れましょう。

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