第二種電気工事士技能|圧着ペンチの圧着間違いでピンチ?!

第二種電気工事士の技能試験では最後のリングスリーブ圧着は一番集中力のいる作業です。

ここで、圧着を間違えると、リングスリーブの圧着やり直しとなります。再度、被覆を剥ぎなおし、リングスリーブを圧着するまで、リカバリに2分ほど追加してしまいます。

作業終盤にこんなことになると最悪です。あまりにも急いでいるとこんな圧着までやってしまいます。

それがこれです。

リングスリーブ圧着間違い

本来は「極小」の「〇」で圧着したいところが、なんと先のところにスリーブが・・・・。

今日のECQ講習会でも最後の問題でやってしまいました。

あるある!「自分もやってしまった。」と言われる方がいるでしょう。

こうなると潰しきるまで開かないのでしょうか?



圧着間違いでのピンチも解除機能でピンチ脱出!

意外に知られていない機能に、圧着工具にはラチェットの爪を外して解除できる部分がある。購入した仕様書には記入されている場合があるので確認してみよう。

これはロブスター AK17MA2 ミニ圧着工具です。

リングスリーブ圧着解除

写真でも説明している赤丸で囲んだ部分に六角形のつまみがあります。ロブスターの圧着工具にはミニタイプも「大」まで刻印できるタイプもこのつまみがあります。

これが解除機能です。

六角形のつまみをペンチで挟んで時計回りに回します。写真は見やすいように、横つかみにしてありますが、横つかみだとつまみにくいのでペンチを立ててつまみをつかんだほうが外しやすいです。

写真には握り手が移っていませんが、ペンチでつまみを回す時に同時に柄の部分の握りに力を入れておくとつまみが回しやすいです。

解除された状態がこうです。

圧着解除

写真だけではわかりにくい方は実際にリングスリーブを圧着間違いして、途中で止めてこの機能が働くか実験してみてください。一度やってみると次からは簡単にできることが分かります。

ホーザン 圧着ペンチ P-737には別の解除方法があります。左側のホーザンのリンクで解除方法が動画で説明されています。

ホーザンP737の強制解除にはマイナスドライバーを使用しますが、使い方をしっかり覚えないと工具そのもののラチェット機能を壊してしまい、圧着工具そのものが使い物になりません。ホーザンの動画でも破損してしまう注意点に触れています。

慣れていないのに本番でこの機能を無理に使うことは大変なことになりかねません。

やはり、ホーザンのP737を持っておられる方は何度か練習しておかれることをお勧めします。


圧着工具の強制解除機能を使わなくてもよいようにリングスリーブ圧着は慎重に

何といっても、リングスリーブ圧着でこの解除機能を使わないで作業が進むことが大切です。

制限時間は40分であり、終盤の圧着作業はこの時間を無駄にするかどうかの分かれ道になります。

ですから、リングスリーブ圧着は慎重にやりましょう。とりわけアウトレットボックス内でのスリーブ圧着は狭い場所での圧着になります。

圧着がしやすい方法についてはまた取り上げたいと思います。

リングスリーブ用圧着工具を選ぶポイントとは