知っておくべき施工条件

渡線の色 黒

第二種電気工事士技能試験において施工条件は必要であり、条件がなければ作業ができない。

試験ではこの施工条件は問題単線図と共に記載される。

施工条件には基本的に共通しているものがあるのでまず知っておくべき基本条件をあげておきます。

知っておくべき基本的な施工条件

電線の色別(絶縁被覆の色のこと)は次による

1)電源からの接地側電線には、すべて白色を使用する

2)電源からの非接地側電線にはコンセント及び点滅器(スイッチ)まで至る線はすべて黒色を使用する

3)次の器具の端子には白色の電線を結線する

・ランプレセプタクルの受け金ねじ部の端子

・コンセントの接地側極端子(Wと表示)

・引掛けシーリングのNまたは接地側と表示されたもの

電線の絶縁被覆の色別の代表的な施工条件です。代表的であり、どの問題にも共通の条件です。

別の基本的な条件として必ず含められるのはジョイントボックス内での電線の接続方法です

ジョイントボックスが2箇所ある場合にはAとBと表記され、A部分ではリングスリーブ圧着とし、B部分では差込形コネクタを使用するとした施工条件があります。

ジョイントボックスが1箇所の場合には差込コネクタをどの部分で使用し、どの部分をリングスリーブ圧着にするのかが指定されます。

えー?そんな施工条件あったの!これで落ちたのか!!

施工条件の中に「取付枠」をどこに使用するかの条件がある。

例えば連用埋込器具を取り付けるべき箇所が2箇所あるにもかかわらず支給取付枠が1枚の場合などです。

さらに例を挙げてみると平成27年度13番を考えてみます。




本来、枠は2枚必要です。取付枠はI枚しかありません。

施工条件で取付枠を使用するのがコンセント部分と指定されていました。

ところが、そんな条件には 目も行かず迷いもなくスイッチ部分に枠を付けて作業を終えてしまった例です。

この施工条件に引っ掛かった人は、悲しいかな不合格通知が来てやっと落ちた理由が分かったのです。

今年平成29年度にも13番には取り付け枠を使用する箇所が2か所あるが、スイッチ部分に付けるのかコンセント部分に付けるのかを注意する必要がある。

似たような番号としては3番も同じなので取り付け枠をつける個所を施工条件で確かめることが必要。

対策としては、どの問題でも取り付け枠がある問題は、作業にかかる最初の時点でどこに枠をつけるか確認して付けておくならこうした施工条件を見逃す間違いを避けられる。



見逃しやすい施工条件

もう一つ見逃しやすい条件を紹介

まずはこの問題

パイロットランプは常時点灯という条件のもとに作成していくとパイロットランプとスイッチの間に渡り線が1本要ることになる。

この渡り線は何色でもいいのだろうか?・・・・電源から来ている非接地側はスイッチまでは黒色を使用することは基本条件です。

そこからパイロットランプに渡す線の色は実は施工条件で指定されているのです。

この施工条件はこうです。

電源から点滅器、パイロットランプ及びコンセントまでの非接地側電線には、すべて黒色を使用する

この時に使用する渡り線は黒色です。

これも、しっかりと施工条件を読んでいないと適当な色の渡りを使ってしまうので注意