第2種電気工事士技能講習会での欠陥例をいくつか紹介|もしかしたら経験ありかも

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第2種電気工事士技能講習会での欠陥例をいくつか紹介|もしかしたら経験ありかも

ECQ講習会に参加してくださる方で一生懸命取り組んでいただいているものの思わぬ失敗や欠陥をしてしまうものです。講習中に失敗するのは、ある意味本番での欠陥をしないで済むことになります。

偶然会ってたものの理解していたわけではない場合は本番でミスをしてしまう可能性があります。一方、注意していたものの自分も気づかない欠陥をしてしまうこともあります。

欠陥を客観的に見ることができるようになれば欠陥をなくすことができるようになります。時々受講生の方が欠陥接続などをした場合など別の受講生に見てもらうと欠陥を見つけるのが容易になります。

ではこれからいくつかの欠陥例を紹介していきたいと思います。すぐに分かるものもあればちょっと考えないといけないものもあるかもしれません。

心線露出と電線傷

これは明らかに心線の露出ですね。折り曲げたら心線が見えるものは欠陥となります。

これは明らかに電線が折れてしまっています(赤線)

次はパイロットランプ同時点滅の誤結線です。

上からパイロットランプ、スイッチ、コンセントの順です。

ぱっと見で分かるのはパイロットランプの片側に何も電線が入っていないことです。この結線では同時点滅になりませんが、スイッチを入れるとショートすることになります。コンセントからの接地側電線(白)が赤の渡でスイッチに入っていますので、スイッチをONにして時点で接地側と非接地側が接触してブレーカーが上がることになります。

誤結線および渡線

見ての通りコンセントが使えない状態です。この問題2025年度5番の問題で渡り線が2本いる問題です。写真には取っていませんが渡り線を1本だけで済ませている方が幾人かいます。

下の結線は2025年度NO2のパイロットランプ常時点灯と言うものです。向きは下がパイロットランプで上がスイッチです。

確かにこれは常時点灯です。しかしながら白の渡線は不要です。白の渡線があっても常時点灯には間違いないのですが、試験センターはどう判断されるのでしょうか?

電線の線種の違いで結線

下の写真は複線図と結線はあっているのですが使用する電線の種類の違いです。

2ミリ3心を使用してレセプタクルと施工省略のモーター部分をコネクタで接続ですがモーター部分が1.6の3心を使用しています。本来なら2ミリ3心を使用します。

ブッシング使用忘れとコネクタ下から心線露出

接続はあっていたのですがコネクタの下から心線が露出していますが、さらに金属管のコネクタのブッシングを取付忘れて結線をしてしまいました。リカバリは大変です。

以上まだまだ欠陥例はありますが今回はこの辺で。基本的なレセプタクルの極性が反対になっている場合などは基本作業に慣れてきたころに間違う方がいます。それまで極性を間違ったことがなくても慣れてきた頃が要注意です。間違っていても思い込んでしまっているので確認しないことがあります。ECQ講習会でも慣れてきた頃にやってしまうので注意喚起してます。

電気工事士技能講習格安少人数制

これから2種を受験される方は試験センターの欠陥判断基準の内容を一読しておかれることをお勧めします。年度によって欠陥判断基準が更新されている場合があります。

第二種電気工事士技能|こんな欠陥もありうるという例




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