第二種電気工事士|筆記対策 過去10年分を分析 引き込み口開閉器

筆記対策 過去10年分を分析 引き込み口開閉器

 

引き込み口開閉器に関する問題も配線図問題の過去問では何度か出題されています。この手の問題でも点数を稼ぎたいところです。

ところで引き込み口開閉器って?

例題問題で理解したほうが早いかも知れないので出題問題をご覧ください。

これは平成28年度下期の問題です。

問題は②で示す引込口開閉器が省略できる場合の工場と倉庫のとの間の電路の長さの最大値mは。

と言うものです。大抵こうした問題は離れあるいは倉庫と言ったように母屋から離れた建物がある時に出題されています。

上記の問題を解くには配線図全体が必要で特に母屋のブレーカー部分の規格を見る必要があります。もう少し分かりやすくするために下記の点を確認ください。


引込口開閉器の省略

引込口開閉器が諸略出来る条件として

1)使用電圧が300V以下

2)他の屋内電路(但し、15A以下の過電流遮断器かあるいは20Aの配線用遮断器で保護されているものに限る)に接続する長さが15m以下の電路から電気を供給される場合、引込口に近いところに施設する開閉器は省略できる

同類の問題は過去10年で、上記平成28年度下期を含め、平成26年度上期、平成24年度上期、平成23年度下期、と2,3年に一度出題されていて答えもすべて15m以下となっています。

屋外配線の施設

上記の引込口開閉器の問題と混同してしまうのが屋外配線の施設の問題です。

屋外配線の長さが屋内電路の分岐点から8m以下の場合において、屋内電路用の過電流遮断器の定格電流が15A(配線用遮断器は20A)以下の時は、開閉器及び過電流遮断器を屋内用のものと兼用できる。

2017年版 第二種電気工事士筆記試験標準解答集







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