第二種電気工事士技能|剥ぎ取り欠陥もこうなれば逆に凄い!
剥ぎ取り欠陥もこうなれば逆に凄い!
公表された欠陥例の中に、電線の傷というものがある。
その中でも、心線の露出というものがある。
センターの説明によると、「折り曲げると心線が露出するもの」は欠陥となります。
確かに折り曲げている状態で見ると心線が露出しております。
この状態では絶縁状態が悪くなりますから欠陥となりますね。
では次の写真をご覧ください
下の写真は、折り曲げてはいないものの心線が露出しています。
少し見づらいので拡大してみると・・・
この剥ぎ取りは逆に凄い!
かなり絶縁被覆が剥ぎとられ、絶縁できる状態ではありません。折り曲げていなくてもここまで露出すれば、欠陥となること間違いなしです。
なぜ絶縁被覆の剥ぎ取りがこうなったのか?
これは、ホーザンP957で外装を剥ぎ取る時点で、P957を握りしめたまま、鉛筆を削る角度で思いっきりはいだ時にできたものです。
ホーザンP958でも同じですが、外装(シース)を剥ぐ時は、一度握った工具を緩めないと外装は引っ掛かります。
スムーズに剥ぐためにはホーザンストリッパーのアシストバネを使って握りを緩める必要があるのです。
皆さんも、外装を剥ぐ時に最初は被覆に傷をつけることもあったかと思いますが、慣れれば、なんのことなく剥ぎ取れるようになったでしょう。
上記の剥ぎ取りをしてしまった方も、すぐにホーザンの剥ぎ取りの仕方に慣れ、スムーズに作業をこなすことができるようになりました。
剥ぎ取りがなかなかうまくいかない人はガッチャンでの剥ぎ取りを試みてはどうだろう??!