第二種電気工事士技能|渡線(わたり)について取り上げます

第二種電気工事士技能|渡り線(わたり)について

  1. 渡り線の色は何でもよいか
  2. すっきりした渡り線の渡し方

Amazonで第二種電気工事士関連の器具、工具、参考書を探す

第二種電気工事士技能試験|渡り線の作り方と渡し方を公表問題別に紹介2020年10月16日の記事も併せてごらんください

渡り線の色は何でもよいか

渡り線の色は何でもよいわけではありません。渡線の色を間違えると欠陥です。

時々、家庭のスイッチボックスの裏を開けると渡線を適当(色に関して)に接続しているものがあります。照明等はきちんと点きますが試験的にはアウトです。

まずしっかりと覚えていただきたいのが非接地側の渡線です。

非接地側の渡り線

渡り線でよく使われるのが非接地側のものです。おもにスイッチ(点滅器)の部分に使われます。

施工条件でその点が次のように記されています。

電線の色別(絶縁被覆の色)は次によること

電源から点滅器及びコンセントまでの非接地側電線にはすべて黒色を使用する



2024年度、公表問題別に渡り線を考えてみる

No1:はスイッチ3個分の渡り線は2本(黒色)が必要

No2:この問題にはパイロットランプを常時点灯にするため渡り線は1本(黒色)が必要。

施工条件には電源から点滅器、パイロットランプ及びコンセントまでの非接地側電線には、すべて黒色を使用する。渡り方は次の項目で。

No4:はスイッチからコンセント(コンセントからスイッチ)の渡り線1本(黒色)が必要

No5:はスイッチ2個とコンセントの組み合わせで、渡り線2本(黒色)が必要

No8:リモコンリレーへの配線で1.6-2Cを2本使用する時のみ渡り線2本(黒色)が必要

1.6-2Cを3本使用する時は渡り線は不要(これまでの出題はこの結線タイプ)

No10:同時点滅にするには渡り線が3本必要で、3本の内訳は下記のとおりです。

1)パイロットランプとコンセントWへの接地側渡り線1本(白色)が必要

2)スイッチとコンセントの非接地側渡り線1本(黒色)が必要

3)スイッチからパイロットランプへの渡り線1本(黒、赤、白)の何色でもよい

スイッチの片方を非接地側(黒)にした場合、スイッチの反対側は非接地側ではなくなっているので色にこだわらなくてもよいことになります。

10番の問題の支給材料から割り出すと、3心(赤、白、黒)の長さが450ミリとなっています。これは3)のスイッチとパイロットの部分を赤線でとると効率が良いことに気づきます。

同時点滅の渡り線

NO11、No12:はいずれもスイッチとコンセントの組み合わせでNo4と同じように渡り線1本(黒色)が必要。

この写真から分かるようにNo4、No11、No12には渡り線が黒1本使われています。

3心を使うことになるのでスイッチの非接地側の反対側が赤になっています。

これは上の10番の渡りを赤で使用しているのと同じです。

 

 

 

まずは、各番号でどんな色の渡り線が必要かをざっとまとめてみました。

すっきりした渡り線の渡し方

渡り線が電気的につながれていればどのような渡し方でも合格します。しかしながら、自分が整理しやすい方法で渡すなら結線時にも間違いを少なくできます。

No1、No4、No5、No10、No11、No12非接地側を同方向に揃える。

渡り線