第二種電気工事士技能|電源線はブレーカーのどちら側に付けたらいいの?

第二種電気工事士技能|電源線はブレーカーのどちら側に付けたらいいの?

 

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ECQの技能・実技講習会で尋ねられることの一つは「NO10の実際のブレーカーを使用する場合にブルーの電源線をブレーカーのどちら側に付けたらいいのか」という素朴な疑問です。

そんなの気にしてなかった!どういうことなの?

どうしてそんな疑問が出てくるのかというと・・・まず、下の写真をご覧ください。

ブレーカー

ブレーカーを「切」の状態にして同じ方向に置いたものです

「N」接地側

「L]非接地側

共に接続極性は合っております。

 

 

 

 

 

さて、みなさんは実際の練習時にはどちらの接続の仕方でNO10を作っておられますか?

分電盤の仕組みからブレーカーのつなぎ方が分かる

第二種の資格を取るまではなかなか自宅の分電盤をまじまじと見たことがないかも知れません。

※電気屋さんはブレーカーを取り付けることが多いので問題外です※

では、この分電盤の写真をご覧ください

分電盤にブレーカーを取り付けた状態です。上のブレーカーも下のブレーカーも「切」の状態で同じ方向に取り付けてあります。「N]というのは極性があるので強調のため、接地側として記入しています。

拡大してみると

分電盤 分電盤左の写真は分電盤の上についているブレーカー

右側の写真は分電盤の下についているブレーカーです。

ブルーの電線に注意してみると

同じ方向にブレーカーが取り付けられているのにブルーの電線の出て行っている向きは逆向きになっています。

 

 

 

技能試験NO10の問題にあってはブルーの電線はブレーカーの上下どちらがでもよい。極性に注意

分電盤は上下にブレーカーを取り付けることができるように真ん中に「接地側」の銅のバーがあり、接地側のバーを挟んで上下に非接地側の銅のバーが設置されている。

したがってブルーの電源線はブレーカーのどちら側から接続しても構わないということになります。

間違ってはいけないのが極性です。「N]に白線、「L」に黒線を接続することです。

こんなこと常識とか、論外と言われる方がいるかもしれません。

極性を間違うと欠陥となります。

しかしながら、初めて電気工事士試験の望む方、電気の知識や工具、器具さえ見たことのない人にとっては、一度迷ったら実際のところ真っ白になってしまうものです。

これから第二種電気工事士を目指している初心者の皆さんのために温かく見守ってやってください!

第二種電気工事士技能試験|配線用遮断器(ブレーカー)接続

ブレーカーの接続欠陥





 


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