第二種電気工事士技能|接続間違いをスリーブのやり直しではなく解消!
第二種電気工事士技能|接続間違いをスリーブのやり直しではなく解消!
平成29年度公表NO1の作成においてよく間違うのはスイッチ部分から接続される1.6-2Cの2本を使った部分の接続です。
皆さんも接続間違いをされたことはありませんか?
こんな時、やってしまうのがリングスリーブの圧着のし直しです。
しかし、リングスリーブの圧着は再度被覆の剥ぎなおしと圧着のセットで数分余分にかかってしまいます。
時間短縮(時短)を図るために何ができるか?
スイッチ部分の入れ替え(差し替え)で時短を図る
よく間違うのがスイッチ部分から白2本、黒2本がジョイントボックスで電源線と、イ、ロ、ハの器具への接続となります。
ところが、電源線の黒線(非接地側)とスイッチの非接地側の黒線を違う黒線と接続してしまうことです。
ここで、焦ってしまうとついリングスリーブのほうでリカバリしようと考えてしまうのです。
スイッチ部分を入れ替えることにより早くリカバリができます。
この動画をご覧ください。
これはECQの講習会に参加された中国人の青年ですが、NO1のすべてのスリーブ圧着を終えてチェックして接続間違いに気づきます。
渡り線以外を躊躇なく抜いて、電源線の黒とスイッチ部分の非接地側とを接続し、イ、ロ、ハを入れ替えています。
一つ注意!
抜き差しする時はマイナスドライバーで力を入れすぎてスイッチ部分を破損してしまわないことです。これはあせりもあるのでかなり力が入ってしまいます。
こうなってしまうと欠陥となってしまいます。最近は電線の抜き差しに電工 プレートはずしキーと言うものを講習会に参加される皆さんが多く使用するようになってきました。
電線の抜き差しは練習しておくこと
この抜き差しでリカバリができるかどうかは一度練習しておくことができます。差し替えることにより、かえって接続が間違ってしまったらなんにもなりませんから・・・。
さらに、マイナスドライバーでも先の幅が5.5ミリのものより広い6ミリ以上のドライバーは器具破損をしてしまう危険が増えます。
埋め込み器具の外し穴はそれほど広いものではないので5.5ミリのドライバーが適当でしょう。
セットものではなく単独でマイナスドライバーをそろえるならベッセル(VESSEL) ボールグリップドライバー マイナス5.5×100 No.220がよく使われています。
工具もふさわしいものは時短につながるものと思います。