第二種電気工事士|技能試験用工具はセットと単品、どちらで揃える?

第二種電気工事士技能試験用工具はセットと単品、どちらで揃えるのがいいのでしょうか

第二種電気工事士技能工具

しばしばECQには電気工事士の試験で使用する工具について、セットで揃えるのがいいのか単品で揃えるのがいいのかという質問を受けることがあります。

どちらがいいのか?

これには、人それぞれの価値観に違いでどちらがいいとは言い切れません。

初めて受験する人にとっては試験用の工具で何を揃えておけばよいかを分からない人にとっては失敗しないのはセット物ということになります。

セットものは試験に必要な工具がすべてそろっています。

別の人にとっては、自分にとって使いやすい工具がいいと言われる人もいます。そのような人には単品で工具の仕様や使い勝手を調べて揃える人もいます。

 

金額的に安いものがいいという方と、金額は少々高くても使いやすいものがいいと言う場合もあるのです。

セット物も単品も両方選べるホーザンの特設サイトがあるので是非のぞいてみてください。

ホーザン以外にもセット物を扱っているメーカーがあります。電気工事士試験|工具・電線器具セット



単品でそろえたほうが安い場合がある

安い物で揃えたほうが希望といわれる方はセットものではなく、単品で揃えたほうが安くなる場合があります。

セットものはだいたい1万円強といったところですが、電工ナイフは使わないので不要という場合、ナイフの分だけ予算を別の工具に回すことができます。

プラス、マイナスドライバー、プライヤーなどはホームセンターで比較的安い物で済ませることができます。スケールなどは100均のもので十分でしょう。

家にドライバーやプライヤーがあるならその分も予算が浮きます。

浮いた予算でしっかりした電工ペンチや剥ぎ取り工具、圧着ペンチを揃えれば技能試験に不足はないと言えます。

ECQでは電工ペンチに関してはVVF2ミリ3心まで切断できるパワーペンチを勧めています。(予算オーバーしてしまうかな?)電工ペンチは結構こだわったほうがいいかも・・・。

単品のほうが高くついてしまったらごめんなさい!

単品で購入を考えているなら同じ工具でも比較してみること

電気工事士の試験では試験センターが持参するものとして「指定工具」というものを挙げています。「指定工具」と言っても必ずしも試験会場で検品されることはありません。

指定工具とされているのは、電工ナイフ、プラスドライバー、マイナスドライバー、圧着用ペンチ、電工ペンチ、スケール、ウォーターポンププライヤーとなっています。

上記が指定工具となっていますが、電工ナイフに代わる剥ぎ取り工具としてあると便利なケーブルストリッパーなるものがあります。

必ずしも電工ナイフを使用しなければならないよいうことはありません。

したがって、電気工事士試験で問題を作成し完成させられる工具があればいいことになります。そうした工具を選ぶ際には同じ工具でも比較して自分にとって使いやすいもの、あるいは今までの受験者の声や、レビューなどを参考にできます。



揃えたい工具の代表的なもの、剥ぎ取り工具と圧着工具の2つ紹介

剥ぎ取り工具

代表的なのホーザン(HOZAN) VVFストリッパー P-958です。

この工具は第二種電気工事士技能試験に使われるVVFケーブルの外装及び被覆をスムーズにはぎ取れるように設計されています。外装剥ぎ取り、絶縁被覆の剥ぎ取りにはちょっとしたコツがいりますが、慣れれば軽くて重宝する一品です。

ホーザン仕様とよく似ているのMCC VA線ストリッパ (エコ) VS-4Aです。

この工具は外装剥ぎ取りをスムーズにするための握り部分にバネを2か所入れた仕様になっています。このバネはホーザンよりも使いやすいかなと個人的には思っています。

ホーザンに使われているバネは剥ぎ取り部分と重なっているため使いにくいと感じる場合があります。私の場合はホーザンのこのバネをとっぱらって、ない状態にして使用しています。

ガッチャンタイプでもいろいろ出されています。

ベッセル(VESSEL) プロコン VA線ストリッパー 3200VA-1

暑い夏に柔らかく伸びやすいVA線も寒い冬場に硬く切れにくいエコ電線も軽い力でストリップ。
メタルインジェクション製法による精密ブレードは切味抜群、電線被覆を押さえて、常に芯線が中央になるよう設計。
刃の切り込み深さが5段階で調整可能、線材メーカーによる被覆の硬さに対応。

フジ矢 VA線ストリッパ 簡単にストリップ可能/電気工事士試験に最適 FVA101

電気工事士技能試験 必携工具
電工ナイフでVA線ストリップの作業は時間がかかったり、刃の扱いに注意しないといけない

しかし、フジ矢のVA線ストリッパなら握りこむだけで安全にストリップ作業が可能

また、このストリッパは握り幅が小さく、女性や握力が弱い方でも簡単にストリップができる

 

MCC VA線ストリッパ エボリューション 右利き用 VS-R1623(左利き用も選択できる)

作業能率大幅向上と電気工事士技能試験受験に、利き手用工具を提案

●心線のキズ付き防止&材料硬さのバラつきに対応!調整ダイヤル採用
●きれいな切り口の実現&替刃交換時の調整不要!スライドガイド機構搭載
●剥ける長さが一目瞭然!絶縁体用&シース用目盛り付
●安全用落下防止取付け穴
●工具箱・腰袋にスッキリ収納!折り畳み用フック付




圧着工具

第二種電気工事士技能試験では使用されるリングスリーブ用圧着工具はJIS規格のものを使用しなければならない。電気工事士試験では「黄色い柄」のものがJIS規格に当たる。

エビ リングスリーブE型用圧着工具 使用範囲小(1.6×2)・小・中・大 AK17A

ホーザン(HOZAN) 圧着工具(リングスリーブ用) 圧着ペンチ 電気工事士技能試験対応 適応サイズ小(1.6×2)/小/中/大 P-77

上記2種はいわゆる「大」の刻印まで圧着できるタイプで、電工2種取得後も電気工事を行う予定があるならこうしたタイプで慣れることはできる。

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「中」「小」「〇」の3つまで刻印できればいいといわれる方や、資格取得後に電気工事に携わることがないかもしれない人は下記のような小型のタイプが有用です。

ホーザン(HOZAN) 圧着工具(リングスリーブ用) 圧着ペンチ 第二種電気工事士試験対応 適応サイズ小(1.6×2)/小/中 P-737

エビ リングスリーブ(E)用ミニ圧着工具 使用範囲小(1.6×2)・小・中 AK17MA2


代表的な圧着工具を挙げてみたが、圧着工具も人によって使い安い場合もあれば使いにくい場合もありますので

第二種電気工事士技能|ミニ圧着工具の使い勝手を検証といった記事も参考にしてほしい。

リングスリーブ用圧着工具を選ぶポイントとは










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