器具とジョイントボックス(アウトレットボックス)間の寸法取り

試験センターの出題問題を例に取ってみると施工省略部分を除いて150㎜、200㎜、250㎜などとなっています。
試験会場にもよりますが、作業をする机は長机を二人掛けで使用する場合が多くなっております。作業スペースとしては奥行き400×横幅900くらいです。(900のうち300くらいは道具を置くスペースと考えてください。)

今回寸法取りの例を150㎜として説明していきます。

間違って切り損じないためにこの150㎜は器具の中心からジョイントボックスの中心までの距離であることを覚えておきましょう!したがって、器具付のための剥ぎ取り寸法+ジョイントボックスの接続のための剥ぎ取り寸法+150㎜と言うことです。

ランプレセプタクルを例にとると、レセプタクルの取り付けのために50㎜、ジョイントボックス接続のために100㎜、そして150㎜で合計300㎜強(30センチ)が必要になります。(立ち上がりなどがあるため)



メジャーに頼らず手だけを使って寸法どりをする。

人により15センチ前後するので自分の長さを知り長い人は人差し指を器具の奥に、短い人は手前に置く。親指でケーブルを押さえる。

親指を支点にしてしっかり押さえ利き手でケーブルを立ち上げます。

立ち上げたときに左手(左利きの人は右手)でケーブルを握る。握りは約10センチになる

握ったところを横から見た状態。親指を中に入れ込まないで外に出しておく

親指の第一関節を立てたところを目安(10センチ)に切断。握りの幅が人差し指の辺りだと10センチ弱になってしまう

握った部分(約10センチ)の部分を伸ばして外装を剥ぎ取る。

20センチの場合は小指と親指の幅が約20センチになるので下の方法を参考に置き換えてください

とにかく、電線、工具、器具を手にとってやってみることです。何度も練習すれば工具もなじみ、感覚がつかめ、自然と寸法取りができるようになります