ランプレセプタクルの結線

ランプレセプタクルの器具付にはのの字を作ってネジ止めをすることと、極性を注意して取り付けることです。

ランプレセプタクル剥ぎ取り長さ

①最初に剥ぎ取りのためにレセプタクルの直径に合わせて外装を図ります。およそ5センチのあたりです。小指の長さでもOK

②次に絶縁被膜を2センチ程残して心線のネジ止めのために「のの字」を作ります。のの字の作り方については下の写真を参考にしてください

③極性を間違えずにネジ止めします。受金ネジ部に接地線(白)に締めます。電線は台座の下から通すように施工します。

輪作り

絶縁被膜を2センチ程残して剥ぎ取り心線を出します。
自分の爪の長さを覚えておくと2センチ前後で調整でき、スケールなしで電線を持ったまますぐ剥ぎ取れます

次に被膜から2~3㎜のあたりをペンチで挟みます。挟んだ心線を90度曲げます 。ペンチの反対側の心線を人差し指でペンチに押し当てるように逆に90度曲げます

次はペンチの側面に最初に曲げた心線を押し当てます。左の写真は別の角度から見たもの。切断したところ
少しだけ先端が曲がっている。先端の曲がったところをストリッパーの先端で挟み輪を作る。
2本同時に作ることもできます。ホーザンのストリッパーはのの字を作るのに設計されているので便利

ねじ止めの向きを考えてこのままの状態でレセプタクルの極性をに合うよう台座の差し込み穴に入れます。輪の大きさはレセプタクルのネジの径によって多少調整する必要があるでしょう。

パナソニック製のレセプタクルのねじ径は最近試験で使用されているレセプタクルよりも小さい。写真で使用しているものはパナソニック製です。ECQ講習では試験で最近使用されているものを使用しております。




ランプレセプタクルに関した欠陥事例はこちら

MCCのVS4Aもメーカーが違うもののホーザンのP958と仕様はほとんど同じです。輪作りする部分も両方の器具にもあり、輪作りやケーブルの剥ぎ取りに関してもどちらを選んでも作業には影響はありません。

先にも挙げたように試験で使用される器具のメーカーによってネジの径が違うためMCCのストリッパーを使用する場合であっても輪作りの練習は必要です。

輪の作り方によっては欠陥となってしまうほど大きくなってしまうなら少し調整が必要だが、逆に小さいとネジが輪に入りにくく時間がかかってしまう。

器具をセットで購入した場合、レセプタクルのネジの径が小さめのメーカーと大きめのメーカーがあるのでより試験で使用されるメーカーのもので練習をしておくことをお勧めします。

では、どこのメーカーのものが試験で出るのか?

はっきり言ってそれは断定できません。

器具や電線など試験で使用されるものは入札制になっているようです。したがって、今年にあるメーカーのものが使用されたので今年も同じものが使われるとは限りません。

試験センターも事前に知らせることなく変更する情報もあります。大幅な変更がある場合は試験センターのお知らせにて知らされますが、対応能力を求められるような変更は知らされないものと思われます。



輪作りに便利な工具はホーザン VVFストリッパー P-958とほとんど機能が同じMCC VA線ストリッパ (エコ) VS-4Aがあります