第二種電気工事士技能|こんな欠陥もありうるという例

第二種電気工事士技能|こんな欠陥もありうるという例

最近の技能講習会での欠陥や失敗を紹介します。

こうした欠陥は、あまり気づかず作業を進めてしまうものですが、今回の例は決して初めてのものではなく何人もの方が経験しているものです。

ブッシングの入れ忘れ

経験のある方もいらっしゃるかもしれません。

そんなことがあるの?と言われる方がいるかもしれませんが同じ日に2人の方がやってしまいました。

上の写真の場合はスリーブ圧着後の状態

それでも時間内に何とかリカバリでセーフ

次の写真は4路スイッチのある問題でブッシング入れ忘れて、差し込みコネクタ結線をしてしまいました。

ニチフの差込形コネクタは結構抜きにくいのでここまで作業が進んでから気が付くとやっかい!

それでも時間ギリギリではあったもののリカバリができました。


器具の位置相違|アウトレットボックスの穴の位置に注意

試験ではアウトレットボックスの穴は使用する穴だけが打ちぬかれている。

したがって出来上がったレセプタクルやスイッチなどをボックスに入れる時に位置関係を確認しなければ問題単線図と同じにはなりません。

次の写真もその点での失敗例となります。

この問題も4路スイッチを使った問題ですが、問題単線図によると、2つの穴が打ちぬかれているところには、施工省略のレセプタクルの線と、3路スイッチが入っていなければなりません。

写真によるとその位置が90度ずれていることに気づかれるかもしれません。

アウトレットボックスがある問題はブッシングを装着し、問題単線図と同じになるよう位置関係を確かめたうえで机の上においておく必要があります。

実技・技能講習会では前もっての説明がないのか?

技能講習会では、前もって作業手順を説明したうえで作業を行っています。

しかしながら複線図を書いている時点で作業の手順を忘れてしまうことがあります。

今回、講習会で失敗された方にあえて写真を撮らせていただきましたが、かなり作業が進んでも、あるいは完成してもその欠陥に気づかないこともあります。

実技・技能講習会では失敗をすることにより、本番で同じ失敗を繰り返すことは避けられます。

本番は何が起こるかわかりません。

様々な欠陥例をサイトから知ることができるとはいえ、思わぬ欠陥をしてしまう可能性もあります。

この記事が一つの助けになればと思います。

写真撮影に協力してくださいました受講生の皆さんに感謝します。










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