第二種電気工事士技能試験で使う適切なマイナスドライバーとは

第二種電気工事士技能試験で使う適切なマイナスドライバーとは

マイナスドライバー

今日はマイナスドライバーの話です。

マイナスドライバーなんて、なんでもいいではないのではないでしょうか。

ところがそうではないんです。

マイナスドライバーが作業効率に影響する

指定工具をセットで購入される皆さんは、ほとんど試験で使いやすいものを持参されます。

が・・・

個人的に工具をそろえる場合に

マイナスドライバーの先の幅が微妙に大きいことがある。

それが全面的に悪いわけではないのですが・・・(後述します)

取付枠へのスイッチなど器具を取り付けた後、取付が間違った場合に今度は緩めて外すときに幅が6ミリ以上あるとはずしにくいのです。

これは、講習会においでの皆さんがプラスドライバーとマイナスドライバーを同じサイズで揃えておられるかもしれません。つまり、ドライバーの握り部分、グリップの大きさが同じものです。

おそらくプラスドライバーは+2というものを準備されるのですが、そのグリップと同じマイナスドライバーを選ぶと先端の幅が6ミリになってしまいます。




何年か前には、セットものでもマイナスドライバーが使いにくいものがありました。

最近はマイナスドライバーを先の幅が5.5mmのものをセットの中に入れてあります。

同じホーザンのセットですが発売年度かセット仕様違いによって形状が変わっています。下の写真がそうです。

ドライバーホーザン

ホーザンドライバー

写真のドライバーに注目すると握り部分が黒色のものと、赤がプラス、青がマイナスのものがあります。どちらもマイナスドライバーは先端幅が5.5ミリのものとなっています。

ホーザンのセットではなくバラで個人的にそろえるのであればこんな組み合わせがあります。

マイナスは

ベッセル(VESSEL) ボールグリップドライバー マイナス5.5×100 No.220

プラスはこれをお勧めします。

ベッセル(VESSEL) ボールグリップドライバー プラス2×100 No.220

これは実際に使ってみてなるほど・・と思うものです。



では幅が6ミリのマイナスドライバーは不要か

すでに幅サイズが6ミリのマイナスドライバーを買ってしまった人は不要なんでしょうか?

決してそうではありません。

第二種電気工事士の技能試験では端子台が使用される問題があります。この端子台への接続で太さ2ミリの電線を締め付ける必要があります。2ミリの電線は端子台から抜ける場合が多いのです。

当然、電線が抜けてしまうと欠陥になり、不合格となってしまいます。

そこで、

増し締めをする際、グリップの大きめのマイナスドライバーは力が入りやすいため抜けることがなくなります。

このタイプのマイナスドライバーは第一種の技能試験ではむしろ必要アイテムとなっています。

女性の方などはねじの締め付けなどにおいては力がいるので5.5ミリサイズと6ミリサイズの両方を準備しておいてもいいでしょう。

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