第二種電気工事士|筆記対策・過去10年分を分析_接地工事

 

第二種電気工事士の試験が新しい制度(平成18年)になってからの10年分の過去問(配線図問題)からそれぞれの項目別に取り上げて分析をしたものです。項目ごとに出る問題はほぼ定着していて基本的なことを覚えれば点をとることが楽になります。

接地工事(配線図問題)

HIOKI(日置電機) FT6031-03 接地抵抗計

接地工事の種類

の問題が出た時の覚えておきたいのは、2種の筆記試験ではA種、B種、C種は選ぶべき種類ではない。

2種の配線図問題にはD種あるのみ。

 

接地抵抗値

接地工事における接地抵抗値の許容される最大値の問題

例題:一番新しい問題では平成28年度上期|配線図問題に出た下記の問題です。

配線図⑦で示す部分の接地工事における接地抵抗の許容される最大値(Ω)は

イ.100 ロ.300 ハ.500 ニ.600

(類似問題は平成23年度上期、平成20年度

基本は、100Ω500Ωのどちらかを選ぶ(ほかの数値には除外)

どこで見分けるのか

配線図問題の注意書きがポイント

★通常は接地抵抗値は 100Ω以下ですが,配線図問題用紙の[注意書き] に「漏電遮断器に動作時間 0.1 秒以内のものを使用している。」とあるので,上記の答えは接地抵抗値を 500Ω 以下にできる。となる。

つまり、漏電遮断器の性能あるいは漏電遮断器が設置されていないかによって数値が変わる。

見分ける別のポイント

★漏電遮断器E(BE)が設置されていない場合、接地抵抗値の最大値は100Ω

★0.5秒以内の動作時間の漏電遮断器E(BE)が設置されている場合は,500Ωにできる。

配線図問題の注意書きに関して

平成18年度だけ漏電遮断器の動作時間が05秒以内としてあり、19年度以降は0.1秒以内の漏電遮断器を使っている。漏電遮断器の動作時間が注意書きに記入されていない年は接地抵抗に関する問題はない。平成26年度下期には地絡遮断機が設置されていないという引掛け問題もある。

今時は0.1秒以内の漏電遮断器が主流なので、これからの配線図問題で接地抵抗値を選ぶ場合は500Ωをまず頭に入れておきましょう。

接地抵抗値と電線の最小太さの組み合わせの問題

接地抵抗値とアース線に使用される電線の太さの組み合わせを選ぶ問題で最近の問題は平成28年度下期のこの問題です。(類似問題平成24年度上期、平成19年度)

配線図⑧で示す部分の接地工事の接地抵抗の最大値と、電線(軟銅線)の最小太さとの組み合わせで適切なものは。

イ.300Ω 1.6㎜ ロ.500Ω 1.6㎜ ハ.300Ω 2.0㎜ ニ.600Ω 2.0㎜

⑧で示す部分の接地工事は、三相200V2.2Kwのモーターの接地なので、D種接地工事となります。(300V以下の低圧機器)

上記で取り上げた抵抗値の選び方でいくと、0.1秒以内の漏電遮断器が施設されているのでまず、抵抗値に関しては500Ωを選びます。

電線の太さに関してはD種なので1.6㎜を選びます。

2種の配線図問題ではD種接地工事で覚えましょう。過去問ではD種以外に選ぶものはありません。



過去問での取り上げ方

平成27年度上期

⑥で示す部分の接地工事の種類及びその接地抵抗の許容される最大値Ωの組み合わせとして正しいものは

イ.C種接地工事 10Ω  ロ.C種接地工事 50Ω

ハ.D種接地工事 100Ω  ニ.D種接地工事 500Ω

平成27年度下期 (平成26年度上期、平成24年度下期、平成18年度、類似問題)

27年度⑩で示す部分の接地工事の種類は

イ.A種接地工事  ロ.B種接地工事

ハ.C種接地工事  ニ.D種接地工事

26年度下期(平成22年度、類似問題)

⑦で示す部分の接地工事における接地抵抗の許容される最大値Ωは。

なお、引込線の電源側には地絡遮断装置は設置されていない

イ.10  ロ.100  ハ.300  ニ.500

ここで気を付けなければいけないのが「地絡遮断装置は設置されていない」という但し書きです。

以上のことを分析してみると10年間で出題されているパターンは5パターンです。

5パターンでも基本的なことを覚えておけばすべて正解を出すことができるでしょう。
2017年版 第二種電気工事士筆記問題集 (黒本合格シリーズ)
なお配線図のリンクは最初の新しい部分だけ用いましたが配線図は試験センターの試験・解答の部分から出すことができます。