第二種電気工事士技能|パイロットランプ結線が苦手





2017年度(平成29年度)も公表された問題の中にパイロットランプ使用の問題が2問ある。

例年のごとく一つは常時点灯、もう一つは同時点滅という回路です。

パイロットランプの接続がどうも苦手という方が少なくありません。常時点灯は理解できても、同時点滅となるとさっぱり・・・

昨年も下期において、パイロットランプ常時点灯(No2)とパイロットランプ同時点滅の問題(No10)が出題されました。これは地区において異なった出題となったため、別の地区において今年も出題の可能性があります。

パイロットランプの接続方法においては、常時点灯、同時点滅、異時点滅の3パターンがあります。

しかし、第二種の公表問題は常時と同時しか公表されていません。異時点滅は第1種を目指すときに覚えることとしましょう。かえって混乱しますので常時と同時だけ集中して覚えるようにしましょう。

パイロットランプ常時点灯の「常時」はコンセント接続と同じと考える

公表問題NO2のパイロットランプ常時点灯

パイロットランプを常時ということはスイッチがあってもなくても常時、点きっぱなしということです。

なので、まずスイッチがないと考えるとこのような状態です。

パイロットランプ常時

この下にはスイッチがありますが、パイロットランプ部分だけを表示してあります。

白線(接地側)黒線(非接地側)で電源からきている2本とつながっています。

この状態はコンセント状態と同じです。※コンセントには極性があるのでW側に白線を入れてください※

パイロットランプには極性はないので白、黒は左右どちらでも構いません。

この状態は常時電源が入っているので「つきっぱなし」つまり常時点灯ということになります。

今度はスイッチ部分を表示してみると

パイロットランプ常時点灯

下に取り付けてあるのがスイッチ(点滅器)です。スイッチによって照明(負荷)が点灯するには電源の非接地側(黒)から渡線をつないでスイッチがスタンバイできるようにします。

スイッチへの渡線は斜め渡りにすることもできますが、施工の理想的には写真のように渡すことができます。

最後にスイッチの反対側に照明につながる赤線を入れます

この接続方法でパイロットランプ常時点灯になります。

非接地側の黒線を先にスイッチに入れてから黒の渡線をパイロットランプに接続しても常時点灯になります



公表問題No10のパイロットランプ同時点滅は渡線が3本必要|これを忘れない

公表問題No10の同時点滅には渡線3本を先に作ってしまう

3本とは赤1本、白1本、黒1本です。

同時点滅にするのが苦手な方は渡線を2本だけ用意して、接続してしまい誤結線になってしまうのです。

3本必要です!

支給されている1.6-3C、つまり3心ケーブルは450ミリです。そのうち100ミリを剥ぎ取り、中の赤、白、黒を先に渡線として作ってしまいます。

渡線を先に接続してしまいましょう。

白色渡線(接地側)はパイロットランプとコンセントW側へ

同時点滅白

上から順にパイロットランプ、真ん中がスイッチ、下がコンセントです。

まず、接地側(白)の渡線をパイロットとコンセントのWと書いてある部分に接続

黒色渡線(非接地側)はスイッチとコンセントに接続

スイッチからコンセントまでの渡は写真のように接続します。これで、スイッチとコンセントが使えるわたりになります。

赤線はスイッチの反対側からパイロットランプへ接続

同時点滅

赤線の渡はスイッチの反対側からパイロットランプまで接続します。これで、3本の渡線が接続できたことになります。

あとはジョイントボックスに接続する3心を接続します。下の方法は一つの接続方法にすぎません。

同時点滅

上の3心の接続はコンセントに電源(白、黒)を接続し、引っ掛けシーリング及びランプレセプタクルまでの接続はパイロットランプ経由(赤)で接続してあります。

これでNO10の同時点滅の結線ができました。

同時点滅のいろいろな接続の仕方はこちらからも確認できます。

第一種を目指す方のための異時点滅接続