技能試験の予想サイトに頼れなくなったのはなぜ

技能試験の予想サイトに頼れなくなったのはなぜ?

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今まで第二種電気工事士の技能試験において、今年は何番が出るんだろう?

試験を受ける者にとっては当然知りたい情報です。こんな知りたい感を補っていたのが電気工事士の予想サイト。

ところが・・・試験センターの考え方に変化が・・・。

 

予想すること自体に意味がなくなった?

新しい試験制度(平成18年度)になってから、毎年、技能試験は全国共通の問題がずっと続いてきた。

年に一度の試験から上期、下期という体制になっても受験できるのは1年に一回なので実質、年に一度の受験にかけなければならない。

ここでもてはやされたのが予想サイト。

受験前2週間にはいっきに関心がそっちにいってしまう。

ECQの技能講習会においても1週間前になるとどれが出るか聞かれることが多かったのが事実。



なぜ出題問題を予想することに意味がなくなってしまったのだろうか?

試験センターの出題の仕方に変化が起きてきました。

平成28年度上期においてだれもが全国共通の問題と思っていたからです。もちろん土曜日に試験の場合と日曜日試験の場合は問題番号が違っていたが、それでも土曜日は土曜日で全国共通の問題が出されていました。

ところが

28年の上期の土曜日に試験を受けた方から「〇番が出ました!」という連絡があった矢先、別の地域の方からは別の番号が出たという報告があったのです。

「そんなことがあるのかな?」と思っているとなんと日曜日も地域によって出題番号が変わっていました。

試験センターはどうやら東日本と西日本に分けて問題を変えたのです。

これで驚いたのですがそれで終わりではありませんでした!

下期にはさらに試験センターの企てが受験生に追い打ちをかけたのです。

下期には4つの地域で出題番号が異なるというものでした。

1:北海道・東北エリア

2:関東エリア

3:中部・関西エリア

4:四国・中国・九州エリア

下期は各都道府県での受験ではなく全国10か所での受験です。


平成29年度からは出題傾向に何が起きるかわからない

そう言う訳で平成28年度は13問中、6問が出題されたことになります。

約半分です。

28年度の上期に2問しか出ませんでしたが、これが29年度の上期の土曜日に4問、日曜日に4問、下期で4問になったとしたら13問の公表問題中12問が出されることになります。

平成29年度からは出題傾向に何が起きるかわからない と考えたほうがいいでしょう。

予想というのは1問に絞って山を張るから予想が成り立つわけです。

試験センターが今年は全国共通の1問で出題して皆の予想をまたもや驚かせる・・・。てなことはないかな?

でも、試験センターのもくろみはまだまだあるのかも・・。出題方法を毎年変えてくるといこともあり得ます。

昨年下期は全国10か所で4地区に分けられたわけですが、29年度の上期は各都道府県で開催されることを考えると、4地区ではなく、もっと細分化されるかも知れません。

試験センターの上期も一応は北海道から九州まで10地区には分けていて、土曜組と日曜組があります。そうなってくると予想も一層困難になります。

そういう訳で予想する事自体意味がなくなったのです。

予想サイトなるものが地区ごとに予想番号を出してまで食い下がることもこれまた大変なことになります。

さて、平成29年度の上期の出題方法はいかなるものか・・・・・・



追記:平成29年度の出題番号速報

第二種電気工事士技能試験|上期の出題傾向から下期を読み解く(でも予想は難しい!)

第二種電気工事士技能|予想番号を練習するより苦手な問題を練習するのはどうだろう?

第二種電気工事士技能試験|NO10の同時点滅が予想される地区は要注意!

第二種電気工事士技能試験|出題は同じ地区で同じ問題は予想されるのか?




結局、全部練習しておけ!ってことか!

結局13問を練習しておけばどの問題にも対応できます。

試験センターのねらいもそこにあるのでは?

予想番号にこだわったために痛い目にあった人もいました。平成27年度にはリモコンリレーの問題で2つのパターンの複線図が予想された番号がありました。

リモコンリレー

この写真は2つのパターンの1つ

確かにそれ以前では、リモコンリレーの問題は複線図が決まっていて一つのパターンしかなかったのです。

ある受験生は27年度 の予想サイトでこのリモコンリレーの問題が出るという情報を元に講習会では自分から敢えて「このリモコンリレーの問題しか作成しない」宣言をしてそればかり練習したのでした。

もうお分かりですよね

その年の出題は全く違った問題が出されたのです。結果ももうお判りでしょう。

毎年公表されている問題は単位作業的には似ていても、それなりの落とし穴的な要素が組み込まれているのです。

なので

まず13問全部を完成させる事、そして同じ問題で条件を変えて試験センターの引っ掛けに対応できるスキルを身に着けておくこが重要なのです。

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